エアコンのフィルターは、掃除を怠るとあっという間にほこりが溜まってしまいます。
このほこりのなかには、意外にも多くのダニが潜んでいることを知っていますか?
しかも、エアコンフィルターのほこりのなかにいるダニは、ある理由から体に対してよくありません。
本記事では、エアコンフィルターにいるダニがどうして体によくないかの理由と、どうすればそのダニを退治できるのかについてご紹介していきます。
エアコンのフィルター内部にいるダニが特に体によくない理由は?
空気中の風を循環させるエアコンにとって、フィルターはとても大切な役割をはたしています。
フィルターは空中を舞うほこりがエアコン内部に入るのを防いでいるのです。

しかし、ほこりはダニにとって最高のエサや住みかになります。
エアコンフィルターに溜まったほこりのなかにはダニがいるのです。
さらに、エアコンフィルターのなかのダニは、特に体に対してよくない理由があります。
以下の項目では、その理由について詳しくご紹介していきます。
風で部屋中にダニをまき散らしてしまう
エアコンフィルターにほこりが溜まっている場合、ダニが内部に潜んでいるケースも少なくありません。

ほこりにダニがいるのであれば、ほこりをガードするフィルターの効果でダニを防いでくれるんじゃないの?
エアコンにはほこりを防ぐ効果があるフィルターがついているので、そう思うのも無理はありません。
ですが、ダニはすごく小さいため、ほこりが溜まったフィルターの奥まで簡単にすり抜けてしまうことがあるんです。

エアコン内のファンにまで入り込むケースがあり、そこでダニが繁殖することも多々あります。
ファンで繁殖したダニは、エアコンをつけたときに風にのって部屋に巻き散らかされてしまうのです。
空気中を舞っているダニを吸い込んでしまうと、体によくないことは言うまでもありません。
アレルギーの原因にもなるので、気を付けてくださいね。
エアコン内にダニが発生する原因はカビの発生にもつながる
エアコン内にダニが発生すると体によくない理由は、まだあります。
それはダニが発生しやすいということは、カビの発生にもつながるからです。
ダニが多く繁殖する理由には、温度や湿度などが関係してます。

このダニが繁殖してしまう環境とカビが繁殖する環境って実はすごく似ているのです。
ダニもカビも、高い温度や湿度を好みます。
エアコン内にカビが発生してしまうと、カビを含んだ空気も部屋にまき散らされます。
カビもダニと同じく、吸えば人間の体によくありません。
そのため、エアコンの掃除は定期的におこなうことが大切です。
エアコンフィルターの掃除はどのくらいの頻度ですればいい?
エアコンフィルターですが、2週間に1度くらいの割合で掃除をすることが好ましいです。
ほこりが溜まりやすいなど部屋の環境にもよりますが、大体このくらいの頻度で掃除をおこなうことをおすすめします。
特に季節の変わり目などは、エアコンを久しぶりに運転させるという人も多いのではないでしょうか?

長いあいだ使ってないエアコンは、特に入念にフィルターの掃除をしましょう。
フィルター掃除を楽にするにはなにが必要?
エアコンフィルターの掃除を定期的にするならば、できるだけ簡単にしたいたいものですよね?
実際に掃除するさい、楽にフィルターをキレイにするにはどうすればいいのでしょうか?

私の個人的なおすすめとしては、3つの道具を用意することだと思っています。
エアコンフィルターの掃除を楽にする3点セットを集めてみました。
便利なエアコンフィルター掃除アイテム
- 掃除機
- マスク
- タオル
掃除機
まずエアコンフィルターを楽にするのであれば、掃除機は絶対に用意したほうがいいです。
掃除機で付着したほこりを吸い込むことで、フィルターをキレイにすることができます。
掃除機に付いているブラシなどがある場合には、ぜひ使ってみてください。

普通に筒の状態の掃除機を使うよりも、さらに効率よくほこりを吸い込むことができますよ。
マスク
エアコンのフィルターを掃除するときには、はじめにマスクをしておくことをおすすめします。
フィルターはほこりがたくさん付着しているケースも多いので、吸い込まないためにマスクでガードしておくのがべストです。
ちなみに私は以前、フィルター掃除をするとき付着しているほこりを軽く吸ってしまった経験があります。

吸ったほこりが原因でのどがイガイガしてすごくイヤでした…。
マスクを使うことで、フィルターに溜まったほこりを吸い込むことを防げます。
目にほこりが入るのがイヤな人は、メガネなどを使うこともおすすめです。
タオル
エアコンフィルターの掃除をするさいに、フィルターを外す必要があります。
このフィルターを外すには、エアコンカバーを開けなくてはいけません。
そのときに、エアコンカバーの表面や本体をタオルで拭くのがおすすめです。

フィルターを外したあとも、本体にちょっと残っているほこりなどを拭くときもタオルがあれば便利です。
エアコンフィルター掃除の手順
エアコンフィルター掃除の簡単な手順についてご紹介していきます。
- エアコンのカバーを開けたら、最初にフィルターのほこりを掃除機で吸い取りましょう。
- ほこりがだいたい吸い取れたら、エアコン本体からフィルターを外します。
- フィルターにほこりや汚れが残っていたら、水洗いをしてください。
- 水洗いのときには、あまり強くフィルターをこすりすぎないように気を付けましょう。
- フィルターを洗って汚れが取れたら、タオルなどで水気を取ってください。
タオルで拭いても水気がまだ残っている場合には、フィルターを干して水分を取ります。

直射日光に当てるとフィルターが痛む可能性もあるので、陰干しがおすすめです。
タオルを使わないのであれば、フィルター掃除をした後に、湿気を取るために送風運転をしてくださいね。
エアコン内部の汚れがひどいときにはどうすればいい?
空気中のほこりやちりなどが蓄積しやすいフィルターは、エアコン掃除のなかでもかなり重要なところです。

フィルターにほこりがたくさん溜まっていると、エアコンを運転させたときに負荷がかかってしまいます。
説明書などにも書いていることが多いのですが、フィルターが汚れていると普通よりも電気代が高くなることもあるのです。
比較的簡単にできるフィルター掃除ですが、エアコン内部の掃除はかなり苦労している人も多いことをご存知ですか?
ダニやカビが発生すると、エアコン内のかなり奥深くまで侵入することもあります。
エアコンから変なにおいがしたら、内部の掃除についても考えなくてはいけません。
エアコン内部の掃除について、詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。

まとめ
エアコンフィルターに潜んでいるダニは、床にいるダニよりも体によくない理由があります。
風と一緒に部屋に巻き散らかされるので、何かと困りもの。
そのためアレルギーなどに悩んでいる人は、特に注意が必要です。
撒き散らかされて空気中を舞うので吸ってしまうこともあり、咳などの原因にもなります。
フィルターの掃除を定期的にすることで、ダニの発生や繁殖を抑えることは十分に可能です。
ほこりをしっかりと除去して、エアコンフィルターのダニを退治してくださいね。