自宅に畳があると、どうやってダニを駆除したらいいか悩みがちなもの。
そんなときは「重曹」が1番だよ。前に人から聞いたから間違いない!
確かに、掃除のときに活躍する重曹は万能のように思えます。
そのため、畳のダニ退治にも使えると思っている人もいるかもしれません。
ですが、ダニ対策として重曹を畳に使うのはちょっと待ってください!
重曹を畳へ使ってしまうと、後で困った事態になりかねないからです。
本記事では、ダニ対策として畳に重曹を使うといけない理由と、効果のあるダニ撃退法についてご紹介していきます。
基本的に重曹はダニ駆除にならない
重曹といえば、自宅の掃除を徹底的に行うときに使うと便利なアイテムとして、近年知名度がありますよね?
しかし、これはあくまで油汚れなどの話です。
基本的に重曹には、ダニを退治する効果はありません。
重曹は掃除に使える万能グッズではあるのですが、ダニに対しては効き目がないです。
重曹がダニの駆除に効くと思われているのはなぜ?
えっ?重曹ってダニに効果があると思ってたんだけど…?
重曹は掃除のときによく使われます。
その結果、ダニを駆除するのにも効果を発揮するように思われているケースがすごく多いです。
でもダニそのものに対して、重曹は効果がありません。
ただし、重曹はダニを繁殖させる原因となる湿気を取り除く効果は非常に高いです。
そのため、室内で湿気が溜まっていそうな場所に重曹を使うのはすごくおすすめ。
部屋の湿気を取ることで、ダニの大量発生を防ぐ効能は得られます。
ダニ退治というよりも、ダニの繁殖を防ぐアイテムとして重曹を使うのがおすすめですね。
畳の掃除をするときに重曹を使うのをおすすめしない理由とは?
ダニの繁殖を防ぐために畳に重曹を使おう!
除湿効果のある重曹だけに、そう考える人も多いのではないでしょうか?
たしかに、重曹はリビングやキッチンなどで使うのと便利です。
しかし、畳に対して重曹を使うのはNGでおすすめできません。
これには重曹の成分がアルカリ性であることが大きく関係しています。
アルカリ性の重曹は畳に使ってしまうと、畳の色を変化させてしまう作用があるからです。
うっかり使うと「い草」が黄ばんでしまい、畳があとで変色してしまうことも…
効果のある畳のダニ対策とは?
畳に対して重曹を使うと、い草が黄色になってしまうためおすすめできません。
そのため、畳に対してダニ対策を行うのであれば、以下の方法が最適です。
畳を外して風通しのいい場所に干す
ダニを駆除するときには、畳を外して風通しのいい場所に干すのがおすすめ。
畳はい草でできているので、部屋の湿度があるときは内部に湿気を吸い込みます。
湿気があると、普段以上に畳内へダニが発生しやすくなるので注意が必要です。
天気のいい日に畳を外して、風と日当たりのいいところへ干しましょう。
畳ですが、大体1~2時間くらい干せば湿気が取れますよ。
畳があった場所のほこりやちりを掃除する
畳を日光に当てて乾燥させているあいだに、ほこりやちりを掃除することも大切です。
意外と畳があった場所って、のけてみるとほこりが溜まってることが多くあります。
ほこりはダニにとっては最高に心地のいい繁殖スポットです。
畳の下部分にあるほこりやちりをしっかりと掃除することで、ダニの繁殖を防ぐことができます。
畳の目に沿って掃除機をかける
太陽光と風に畳をあてて乾燥させたら、掃除機をかけてダニ対策の仕上げをします。
このとき畳の目に沿って掃除機をかけるのがコツです。
畳1帖に対して、30秒かけて丁寧に掃除してみましょう。
さらに、掃除機をかけたあとで畳を雑巾で拭くことも大切です。
このとき、ぞうきんはしっかりと絞ってから使うのがポイントになります。
掃除機と同じように、畳の目に沿ってぞうきんで拭いてみてください。
畳のある部屋は窓を開けたり扇風機をかけて湿気を取る
畳にダニを繁殖させない方法ですが、部屋の換気をよくすることも重要です。
こまめに部屋の窓を開けたり、扇風機をかけて畳の湿気を取りましょう。
畳のある部屋の湿度を取ることで、畳のなかにダニが発生するのを防ぐ作用があります。
1日に1回は窓を開けるなど定期的に行うことで、効果的なダニ予防になりますよ。
畳の部屋のダニ対策が難しいときには?
畳がある部屋は、定期的に掃除や窓を開けることが大切です。
しかし、なかなか多忙でこれらの畳掃除が難しいことってありますよね?
そもそも畳をそうじするのって大変だな…何か楽にダニ対策できない?
そんなときにおすすめしたいのが、設置するだけでダニを捕獲できるグッズを使うことです。
「日革研究所」から発売されているダニ捕りロボは、特に効果が絶大で人気がありますよ。
「日革研究所」は20年以上ダニに関する研究をしている有名なダニ駆除製品のメーカーです。
そんな「日革研究所」が開発したダニ捕りロボですが、自然の成分で作られています。
そのため、赤ちゃんがいる家庭でも安心して使えますよ。
ダニ捕りロボですが、詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。
まとめ
畳に対して重曹を使うと、アルカリ性の作用でい草の色が変わってしまいます。
たしかに重曹は除湿効果があるので、ダニが好む湿気を取る効果は高いです。
しかし、畳に使うのはおすすめできないのも事実です。
畳の湿気を取り除きたいのであれば、風通しのいい場所に立てかけたり、扇風機を使うなどを行いましょう。
畳の下には、意外とダニのエサとなるほこりなども多くあります。
掃除機などを使って、定期的にこれらをキレイにするのが畳のダニ対策を上手くするコツです。
しっかりと畳にいるダニを駆除して、自宅で快適に過ごせるようにしたいものですね。