食品に発生するイメージがあるダニですが、実は他にも潜んでいるスポットがあります。
それがキッチンなどによくある「食器棚」です。
食べ物に発生するはずのダニが、お皿やコップなどのある食器棚に潜んでるのはなぜでしょうか?
本記事では、ダニが食器棚に発生する理由と、ダニを防ぐための対策方法についてをご紹介していきます。
- 食器棚にダニが発生しやすい理由
- 食器棚に入れてしまうとダニが喜ぶエサ
- 食器棚にダニを発生させない簡単で安全な方法について
食器棚のなかに湿気があるとダニが発生しやすくなる
あなたの自宅にある食器棚には扉がありますか?
扉がないオープン仕様であれば、棚のなかは乾燥しやすく湿度はほとんどありません。
しかし、扉があるタイプの食器棚であれば、内部の湿度には注意したほうがいいです。
なぜならば、ダニは湿度がある環境を好むからです。
食器類に水分が残っていたりすると、それが原因で棚のなかの湿度が上がってしまいます。
できるだけ棚のなかの湿度を上げないためには、食器に残っている水分もしっかり拭くことが大切です。
食器棚のなかの湿度を下げるにはどうすればいい?
内部の湿度を下げるためにも、扉がある食器棚はたまに開閉するように心がけてください。
1時間くらい扉を開けておくだけでも、なかの湿度は下がりますよ。
特に梅雨の時期は、いつも以上に食器棚のなかをチェックしてみましょう。
結構湿気がありそうな場合、食器棚にむかって扇風機を使うこともおすすめします。
こちらは30分くらい使えば湿度を飛ばすことが可能です。
意外?実は食器棚にはほこりが溜まりやすい
家のなかでほこりやちりが溜まりやすい場所といえば、床や家具の裏側などを思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし、意外と食器棚のなかはほこりが蓄積しやすいのです。
いつも食器類を出し入れする部分であれば、あまりほこりが溜まりにくいもの。
ですが、食器棚の隅っこの部分は食器を動かさないため、空気の循環もほぼありません。
そのため、食器棚の隅には特にほこりやちりが溜まりやすいのです。
扉のないオープンタイプの食器棚は、さらにほこりが溜まりやすい傾向にあります。
ダニを発生させないためにも、食器棚のほこりはこまめに掃除するようにしましょう。
ほこりは隅っこにたまりやすいので、掃除のときにもそこを集中してキレイにすればダニの発生をかなり防げます。
ほこりが溜まっているとコナダニが発生しやすくなる
ダニはほこりやちりを好みます。
このため、食器棚にほこりが溜まっていると、ダニが発生しやすくなります。
ダニにはいろんな種類がいますが、食器棚によく潜んでいるのは「コナダニ」というタイプです。
コナダニが発生すると、名前の通り粉をふいたようになります。
コナダニは人を刺すことはありません。
ただし、繁殖力が高いのがコナダニの特徴です。
このことから1度発生してしまうと、大量に増えてしまうため注意が必要です。
それにたとえ刺さないダニでも、吸い込んでしまうとアレルギーの原因になります。
しかも、食器棚にコナダニが潜んでいると、別の問題まで発生します。
それは人を刺すダニである「ツメダニ」をおびき寄せてしまうことです。
ツメダニは普段あまり人を噛みません。
しかし、まれに間違って人を刺すことがあるので油断は禁物です。
ツメダニに刺されると、その部位がすごくかゆくなってしまいます。
ツメダニをおびき寄せないためにも、食器棚にコナダニを発生させないことが大切なのです。
食器棚によく発生するダニの種類
- コナダニ…食器棚に発生しやすく、人を刺さない。
- ツメダニ…食器棚そのものには発生しないが、棚に発生したコナダニを食べるため食器棚にいることがある。まれに人を刺す。
棚に食器以外のものを入れるとダニが発生しやすくなる?
食器棚っていろんな引き出しがあって、食器以外もしまえて便利ですよね。
しかし、その便利さからダニが好むものまで棚にしまっているケースも多くあります。
使いかけの食品の袋など、輪ゴムで軽く結んで棚のなかに入れていませんか?
こういったケースの場合、まず食品のなかにエサをもとめてダニが侵入します。
そのうえ、エサが豊富にあると判断して食器棚のなかで繁殖までするのです。
そして食品に繁殖したダニが、食器棚のほかの引き出しに移動することまであります。
食器棚にダニを発生させたくないのであれば、ダニが好むものは他のところにしまうのがベストです。
食器棚にいろんなものを収納している人は、1度なかをチェックしてみましょう。
小麦粉などの食品類をダニから守るおすすめの方法について詳しくはこちらの記事が参考になります。
食器棚にダニを発生させない簡単で安全な方法は?
食器棚にダニが発生するとダニが口に入ってしまいそうでイヤだな…
忙しくてダニ退治するのが面倒…なにか簡単にダニを発生させない方法ってない?
そんな人におすすめしたい安全ですごく簡単なダニ除去方法があります。
それがダニ捕りロボを使った方法です。
ダニ捕りロボは日革研究所というダニを長年研究している会社が開発した製品です。
シートタイプですごく薄いため、どこでも設置可能なメリットもあります。
しかも天然由来の成分で作られているので子供のいる家でも安心!
食べ物との関連がある食器棚に使うものだからこそ、自然の成分からできているダニ捕りロボは特におすすめです。
そんなダニ捕りロボについて詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
食器棚は普段お皿やコップなどをしまっているため、一見ダニが発生しないように思う人が多いです。
しかし、ダニはほこりや湿気を好むいきものです。
そのため、食器棚のなかにほこりや湿度が溜まってしまうと、意外にダニが繁殖しやすいスポットになってしまいます。
食器棚に発生するコナダニは、めったに人を刺しません。
ですが、コナダニを吸い込んでしまうとアレルギー症状を起こしてしまうので、注意は必要です。
それから食器棚にいるコナダニを捕食するツメダニは、まれに人を刺すことがあります。
ダニの被害を防ぐためにも、食器棚にあるほこりや水分は取り除くように心がけたいものですね。