布団やカーペット、さらにはキッチンの引き出しのなかなど、ダニは家のさまざまな場所に出没します。
そんなダニですが、実は厄介なことに活発になる季節が存在することをご存知ですか?
「え~!ただでさえダニがイヤなのに、活発になるなんてどうすればいいの?」
そう思う人もいらっしゃると思います。
しかし、私はそのように思っているあなたにこそ、本記事を読んでもらいたいです。
なぜならば、ダニが活発になる季節を知っておくことで、その前に対策ができるからです。
本記事では、ダニが活発になる季節と主な理由についてご紹介していきます。
ダニは湿気の多い梅雨の季節に特に活発化する
ダニは生態として、じめじめとした湿気を好む生き物です。
基本的に湿度が60%以上になればダニは特に活発化します。
日本には湿度が高くなる梅雨があるので、まさにこのシーズンはダニにとっては楽園です。
しかも、近年は地球の温暖化にともない、梅雨のダニの活発化に拍車がかかってきています。
ゲリラ豪雨が毎年おこっており、大量に雨がふることも珍しくありません。
もともと、湿度の高い梅雨の時期はダニにとって最高の季節です。
ですが近年の気候変動によって過去の梅雨の時期よりも、今のほうがダニにとっては都合がいい気候になっているのは間違いないのです。
梅雨ってダニが多いのか~ダニ対策に布団を干したいけど雨が多いからどうすればいいんだろう?
そんな悩ましい梅雨の布団干しについて、詳しくはこちらの記事が参考になります。
湿度のパーセントによって活発化するかどうかが変わる
湿度が高いと活発化するダニですが、大体何パーセントくらいの湿度になると活発になるか知ってますか?
実は湿度のパーセントによって、ダニが活発になるかどうかは違ってきます。
そんなダニと湿度の詳しい関係性については、こちらの記事でご紹介しています。
高温多湿の日本の夏はダニにとって楽園
日本の夏と言えば、高温多湿で知られています。
実は梅雨だけでなく、夏もダニが活発になる季節です。
その理由には、湿度の高さと温度の高さが大きく関係しています。
梅雨の項目で、ダニは湿度が高いじめじめした季節が好きであることをご紹介しました。
しかし、実は高い気温もダニが活発になる要因のひとつなのです。
そのため梅雨だけでなく、夏のあいだもダニが活発になるため注意する必要があります。
ダニは20~35度くらいの気温を好むといわれています。
夏になれば、今や毎日のように30度超えする地域は多いですよね?
特に近年の日本は猛暑といわれるほど高温になるので、ダニにとっては活発になる要因がそろっているのです。
ダニはある程度の高温でも動ける
今や気温が40度を記録する地域もある日本国内ですが、実はダニは温度が40度を超えても動けることを知っていますか?
高温を得意とするダニが動ける気温の範囲は、調べてみると意外にも広いことがわかりました。
ダニが活動できる気温については、こちらの記事が参考になります。
冬はダニが活発化しない?
湿度の高い梅雨の時期と高温多湿の夏のあいだが、ダニにとっては最高の季節です。
気温と湿度があがるとダニは発生するため、冬は活発化しないとつい思いがちなもの。
しかし、実は冬のあいだであってもダニが活発化してしまうケースもあるのです。
え!湿度も温度も低いのに、なんでダニが冬に活発になるの?
私も以前はそう思っていました。
ですが、今の日本の住宅事情によって、昔の冬よりもダニが活発になる条件がそろってきているのです。
冬でもダニが活発化する理由は?
あなたは冬のあいだに、自宅で加湿器やエアコン、またはストーブなどをつけていませんか?
どれも冬の寒い季節、あれば快適に過ごせる便利なアイテムですよね。
しかし、これらの機器を使うことで、ダニが冬のあいだも活発に活動できるようになってしまいます。
私たちが冬の寒さに備えてエアコンなどで部屋の湿度や温度をあげると、ダニが活発化する条件がそろってしまうのです。
もちろん、梅雨や夏に時期に比べると、冬にダニの動きが鈍くなることは間違いありません。
しかし、冬でも部屋の湿度や温度をあげることで、ダニは活発化してしまいます。
そのため、たとえ冬のあいだでもダニの繁殖などについては、しっかり注意をする必要があるのです。
まとめ
一年のあいだでダニが特に活発になる季節は「梅雨」です。
湿度が高くなる梅雨の季節は、ダニにとってはまさに最高の環境がととのっています。
それだけにダニの被害を食い止めたい人は、特に注意をしなくてはいけない季節でもあるのです。
高温多湿の気候である日本の夏も、ダニにとっては活発に動く季節です。
また、近年はエアコンやストーブを使うため、冬のあいだでもダニが活発に活動するケースも多くなっています。
冬でもダニが活動しているなんてイヤですよね?
ですが、活発になる季節がわかっているということは、ダニへの対策を行えばいい時期がわかるということでもあります。
ダニが活発化する時期を事前にチェックして、ダニへの対策を万全に行う準備期間に役立ててくださいね。