家によく出没する虫として、ダニ以外に「クモ」も知られています。
この2つの虫たち、パッとした見た目が結構にていませんか?
足が多い感じとか形とか、なんか似てる…。
クモとダニをネット画像などで見比べてみて、そう感じたことがある人もいるのではないでしょうか?
そんなクモとダニですが、実はクモはダニを捕食するというウワサがあります。
そこで本記事では、ダニとクモの違いについてと、クモがダニを食べるという話の真相を調査してみました。
ダニとクモはにているけど具体的にどこが違うの?
一見すると、ダニとクモはかなりにています。
しかし、これらはよ~く見てみると、結構違いがあるものです。
まずダニですが、クモと違ってくびれがありません。
そのため、ダニの見た目はずんぐりと丸いのが特徴となっています。
それから足の数ですが、これはどちらも8本あります。
ダニもクモも、ムカデなどと同じ拙速動物です。
ちなみにダニですが、クモやサソリの仲間として分類されています。
ダニとクモは大きさに違いがあるの?
ダニとクモの両者は、大きさにも若干の違いがあります。
まず、家によく出没するダニのサイズですが、だいたい0.3~1.0mmのものが多いです。
対してクモのサイズですが、家によく発生する種類は10~30mmが多いです。
どちらかといえば、家でクモのほうをよく見かけるのではないでしょうか?
自宅に繁殖しやすいダニの種類は、1mm以下のものが大多数です。
そのため、ほとんどダニは目視する機会がありません。
クモはダニの天敵?捕食するってほんとう?
長い足で家のなかを自由に歩くクモ。
自宅で見かけると、つい「うわっ!」とビックリすることってありますよね?
クモって苦手、家で見かけるけどあれどうやって退治しようかな…。
そんな風に思っている人も多いハズ。
しかし、ダニに悩んでいる場合は、必ずしも自宅のクモを退治することが正解とは限りません。
なぜならば、クモはダニを食べるからです。
クモにとってダニはエサとなるため、家のなかにクモがいるときダニを捕食してくれます。
ダニにとって、クモは天敵というわけです。
クモは益虫ともいわれている
パッと見苦手な人も多いクモですが、実は昔から「益虫」ともいわれています。
益虫とは、人に利益をもたらしてくれる虫のことです。
人を刺して不快なかゆみを感じさせるダニを食べるため、クモはまさに益虫といえます。
ただし、自宅に発生するクモが、最近日本でも増えてきた「毒グモ」でないかだけ注意が必要です。
背中に赤い色がある「セアカゴケグモ」などには気を付けましょう。
家によく発生する虫のなかでクモが食べる種類について
- ダニ
- ハエ
- 蚊
- ゴキブリ
こうして見てみると、クモって意外と家に発生したいろんな害虫を食べていますよね。
どうしてもクモが苦手な場合は、もちろん駆除を考える必要があります。
しかし、ダニやハエなどの害虫に悩んでいる人は、クモとの共存もひとつの手ではないでしょうか?
まとめ
一見するとにているように感じるダニとクモですが、調べてみると結構違いがあります。
大きさや体形、さらに目視できるかできないかなど、ダニとクモではいろんな違いがあるものです。
どちらも苦手な人は多いと思います。
しかし、意外にもクモはダニを捕食してくれるため、人間に利益をもたらしてくれる虫でもあるのです。
自宅に発生する虫がどんな種類のものなのかをよく知って、快適な生活の役に立てたいものですね。