自宅のいたるところに出没するダニですが、厄介なのは台所で発生するケースです。
調理器具や口に入れる食品をあつかう場所だからこそ、キッチンに発生すると特にイヤですよね。
台所で調理器具などをしまう引き出しなどにダニが大量繁殖することもあり、悩んでいる人も少なくありません。
一体なぜ台所にダニが発生してしまうのでしょうか?
本記事では、その理由とキッチン内でダニを繁殖させない方法についてご紹介していきます。
台所にダニが発生するのはなぜ?
ダニはもともと、ほこりなどのハウスダストを食べるので、布団やカーペットなどに多く発生しやすい虫です。
しかし、台所はあまりハウスダストが多いイメージがないので、不思議に思うかもしれません。
キッチンは布団などを置いてないので、ハウスダストと言われてもピンときませんよね?
実は台所にダニが発生する理由は、ほこりやちりなどもハウスダストありません。
台所でダニが発生するのは、水回りであることと、調理するところであることが原因です。
水回りのためダニが好む多湿の環境が整っている
台所はいわゆる「水回り」です。
ダニはもともと、多湿の場所を好みます。
そのため、頻繁に水をあつかうキッチンは、ダニにとって居心地がいいところなのです。
台所は料理で熱が発生して温かくなることもある
台所は料理をするところなので、他の部屋よりも気温が温かくなってしまうこともよくあります。
あなたは夏にキッチンで料理中、暑さを感じたことはありませんか?
夏は特に調理のときに高温になることもあるので、台所はさらにダニが好む環境になってしまいます。
水回りで湿度、料理で高温になるためダニにとっては好都合なのです。
台所にダニを発生させないための方法とは?
ダニが発生しやすい条件がそろっている台所ですが、安心してください。
2つのポイントに気をつけていれば、ダニの発生を防ぐことはできます。
以下の項目では、台所でダニの繁殖をさせないためのポイントを詳しくご紹介します。
使いかけの食品は引き出しに収納しない
ダニが台所の引き出しにいて困った!
そんな経験をしたことはありませんか?
ダニが台所の引き出しにたくさん発生することはよくあります。
その理由の多くは、使いかけの食料品を引き出しのなかにしまっているからです。
小麦粉の袋やホットケーキミックス、海苔やパスタの袋など、軽く縛った状態で引き出しにしまっていませんか?
実はこの方法、台所にダニをおびき寄せる原因のひとつとなってしまいます。
使いかけの食品は、台所の引き出しに収納するのは基本的にしないのがおすすめです。
使いかけの食料品の収納法について、詳しくはこちらの記事が参考になります。
水回りのこまめな掃除が大切
台所にダニを寄せ付けないためには、水回りをこまめに掃除することも大切です。
先ほどの項目でもご紹介したのですが、ダニは湿度の高い環境を好みます。
そのため、キッチンに水気が残っていると、ダニにとっては繁殖するのに好ましいのです。
シンクって結構水あかが残ってしまいませんか?
水あかが残っていると、カビの発生にも繋がってしまいます。
実はダニとカビはどちらも高温多湿を好み、発生条件が似ているのです。
カビが発生するということは、ダニも発生しやすい環境であるといえます。
台所のカビを防ぐためにこまめに水まわりの掃除をすることで、ダニの発生を防ぐ効果もあります。
まとめ
毎日使う台所だけに、ダニの発生は防ぎたいものですよね?
もともとダニは高温多湿を好むため、両方がそろうキッチンはまさに格好の繁殖スポットです。
ダニが繁殖しやすい台所ですが、工夫することで防ぐことは十分できます。
使いかけの食品は引き出しに収納しないように気をつけることや、水まわりの掃除をこまめにすることが大切です。
普段からダニを意識して気をつけていれば、発生を防ぐことができるので試してみてくださいね。