夏や冬になるとエアコンを使って、部屋を快適な温度にたもつという人は多いのではないでしょうか。
室内の気温を一定にできるエアコンは、最近熱中症対策などでも見直されていますよね。
ですが、エアコンのなかって実は意外にダニが発生しやすいことをご存知ですか?
本記事では、なぜエアコンのなかにダニが発生するのかと、なかにいるダニの撃退方法についてご紹介していきます。
なぜエアコンのなかにダニが発生する?
一見するとダニがいなさそうな場所なのに、どうしてエアコンのなかにダニが発生するのでしょうか?
その理由は、エアコン内部はダニが発生しやすい環境であることがあげられます。
エアコンは使っているうちに、空気中の湿気が少しずつ内部へと溜まっていきます。
特に夏のあいだクーラーにしたときなんかは、結露によって内部の湿気はもっと高まります。
さらに、エアコンは運転していると本体そのものが熱を帯びてくるのです。
この2つがそろうことで、エアコンのなかはダニにとってすごく有利な環境になります。
適度な湿気とある程度の高い温度のあるエアコン内部は、ダニが発生する条件を満たしてしまうのです。
溜まったほこりなどもダニの繁殖につながる
適度な湿気と温度があるエアコンのなかは、ダニにとって発生しやすい環境です。
しかし、そこへさらにダニの繁殖につながる要素が加わる場合があります。
それがエアコンの内部に溜まってしまったほこりです。
実は湿度と高い温度と同様に、エアコンのなかに溜まったほこりもダニにとっては繁殖するための材料となってしまうのです。
エアコンは空気を循環するので、どうしてもほこりがフィルターなどへ溜まりやすくなります。
しかし、その溜まったほこりによってダニが発生してしまうのは、なんとも悩ましい問題です。
エアコンに発生したダニを退治するには?
エアコンのなかに発生してしまったダニは、普通に床にいるダニ以上に厄介なことがあります。
なぜならば、エアコンから出ている風と一緒になってダニを部屋にまき散らしてしまうからです。
ダニはすごく軽いので、ほこりと一緒に部屋に散らばることもあります。想像しただけでイヤですね…。
そこで本項目では、エアコンのなかに発生したダニはどうすれば退治できるかについて、ピックアップしてみました。
フィルターだけでもこまめに掃除しよう
エアコンに発生したダニを退治するのにもっとも大切なことは、こまめに掃除をすることです。
なかでも特に念入りに掃除をすべきなのは、エアコンの「フィルター」部分。
フィルターはほこりをキャッチするところなので、特にダニが繁殖しやすいんです。
あなたはエアコンのなかを、どのくらいの頻度で掃除していますか?
期間を決めておいて、こまめに掃除している人もいるかもしれません。
ですが、普段なかなか忙しく、あまりエアコン掃除ができていない人もいるのではないでしょうか?
エアコンって「気がついたら長いあいだ掃除していなかった!」なんてことよくありますよね。
ほこりが溜まりやすいフィルターの掃除だけでもしてみてください。
ダニが繁殖しやすいフィルター部分を掃除することで、効果的なダニ対策になりますよ。
「掃除機」を使うことで、フィルターを早く簡単にキレイにできるのでおすすめです。
掃除機に「ブラシ」がセットになっている人は、ぜひ使ってみてください。
こまかなほこりもブラシで除去できるうえ、エアコン掃除の効率がアップするため、試す価値ありですよ。
フィルターに潜むダニの駆除方法について、詳しくはこちらの記事が参考になります。
エアコン内に溜まった汚れがひどいときはどうすればいい?
フィルターのほこり取りなど、内部に溜まった汚れは定期的に掃除するのがベストです。
ですが、忙しくて内部の掃除があまりできなかったり、フィルター以外の部分がすごく汚れているときってあります。
フィルターの掃除ならば簡単なので、機械に詳しくなくてもできやすいです。
でも吹き出し口や奥の機械部分が汚れている場合って、どこをどう掃除すればいいかわからないんですよね…。
ファンのところまで掃除すると、エアコンを壊してしまいそうでなんかコワい…。
そんな風に感じている人は、エアコン掃除のプロに頼むのもおすすめです。
エアコン掃除のプロであれば、吹き出し口や奥のファンの部分など、自分ではできないところまで徹底的にキレイにしてくれます。
特にエアコンは季節の変わり目に使い始める場合、ほこりだけでなく内部にカビが繁殖していることがあります。
エアコンって久しぶりに使ったらカビ臭いときがありませんか?
実は内部にカビが繁殖していると、ダニも発生しやすくなるという悪循環になってしまうんです。
そんなエアコンのなかのカビも、プロの人に頼めば全部キレイに掃除してくれます。
エアコン掃除をしたいけどなかなかできずに気になっている人は、エアコンクリーニングのプロにお願いすることもおすすめです。
エアコン掃除をプロにお願いしたいけど、どこの業者がいいのかわからないな~。
そんな風に悩んでいる人は、こちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
部屋に設置しているエアコンのなかは、思っている以上にダニが発生しやすい環境が整っています。
内部に溜まった湿気やほこり、さらに一定に保たれた温度など、エアコンはダニの温床になりやすいところなのです。
そんなエアコン内ですが、まめに掃除することで繁殖を抑えることは十分にできます。
特にフィルターのほこりを取ることは、ダニの発生を防ぐうえでとても大切です。
「そろそろエアコンのなかにほこりが溜まっているかな?」
そう思ったときは、定期的に掃除してみましょう。
エアコン内部のファンやカビ臭さなど、自分での掃除が難しい場合には、プロの人に頼むこともおすすめです。
自宅のエアコンの状況に応じて、掃除の仕方を変えてみてくださいね。