寝室でダニが1番多くいるのが布団のなかです。
そのため、ついついダニ対策となれば布団に目が行きがちなもの。
ですが、実はその次にダニが多いと言っても過言ではない寝具があります。
それが枕です。
実は私、以前ある素材の枕を使っていたときに、ダニにひどく刺された経験があります。
そこで本記事では、ダニが多く発生しやすい素材の種類についてと、ダニに刺された当時の体験談をご紹介。
さらに、枕が原因となってダニの被害が大きくなってしまう原因と、枕に繁殖したダニを退治する方法も特集していきます。
枕の素材によってはダニが多く発生することもある
普段あなたはどんな素材の枕を使っていますか?
実は枕は使っている素材によって、ダニがかなり多く発生してしまうことがあるんです。
そのため、夜間にダニによく噛まれることが多い人は、枕の素材を変えたほうがいいかもしれません。
私自身、以前寝ているあいだによく耳とか腕をダニに噛まれることがありました。
そのとき使っていたのが「そば殻」の枕です。
当時の体験談について、以下の項目で詳しくご紹介していきます。
そば殻枕を使っていてダニが大量繁殖してしまったときの体験談
そば殻の枕は夜間にかいた汗などをよく吸収してくれるのがメリットです。
通気性もあり、夏に使っていても蒸れないので昔は好んで使っていました。
しかし、あるときから急に耳や腕など、上半身を中心に虫刺されが起こるようになったんです。
「蚊じゃないみたいだし、これはダニかな~」
そんな風に思いつつ、ダニ対策になればと念入りに布団の掃除をしていました。
でも、布団の掃除をしてからあとも、ダニに刺されることが続きます。
「掃除してるのに、なんで最近こんなにダニに噛まれるんだろ…」
こう思ってダニに悩まされながらも、しばらく過ごしていたんです。
そんなある日、布団干しのついでにそば殻枕も天日干しをしました。
しばらく干していると、枕のなかから粉のようなものが大量に外にでてきたんです…。
よ~くみてみると、粉のようなものが何やら動いています。
たくさん出てきた粉のようなものは、全部ダニだったのです…。
そば殻枕はダニが繁殖しやすいのがデメリットだった
そば殻の枕からダニが出てきたらゾッとしますよね?
私も太陽光に当てたそば殻枕からダニが出てきてビックリしました。
それで調べてみたんですが、実はそば殻はダニが繁殖しやすい素材の枕だったのです。
そば殻は長いあいだ使っていると、殻が破れてなかからそば粉が出てきます。
そば粉が寝ているあいだに汗を吸い込んで、湿気と含みダニを繁殖させやすくなってしまうのです。
このため、普段からダニに刺されやすい人は、そば殻の枕はあまりおすすめできません。
使い心地はよかったんで気に入ってたんですけどね…。
ダニが発生しづらい枕の素材について
そば殻の枕にダニが繁殖しやすいですが、反対にダニが発生しづらい枕の素材もあります。
ダニが発生しづらい枕の素材については、以下のようなものがおすすめです。
ダニを寄せ付けない枕の素材について
- パイプ
- ラテックス
- ウレタン
- ビーズ
これらはどの素材もダニを寄せ付けない性質なので、快適に仕様できますよ。
ちなみに私は現在、パイプ素材の枕を使っています。
枕が原因で上半身がダニに噛まれる?その理由について
寝室でダニを予防したいのであれば、枕のダニ対策は大切です。
枕のダニ事情に関してですが、ダニ予防が不完全だとよく噛まれやすい場所があります。
それが上半身です。
枕が原因でダニが発生している場合、下半身よりも上半身をよく噛まれるケースが多いのです。
これには枕にダニが発生しやすい理由とも大きな関係があります。
以下では、その理由について詳しくご紹介していきましょう。
髪の毛やフケや皮脂はダニのエサになる
ダニは人間の髪の毛やフケ、さらに皮脂などを好んでエサにします。
特にフケや皮脂って頭付近からよく出るものですよね。
枕をあまり掃除していないとこれらが原因となり、上半身がダニに狙われてしまうのです。
枕のダニを退治するときにはシーツの上半身部分も掃除しよう
さあ、枕のダニを退治するぞ~!
そう思って枕を掃除するとき、他にもキレイにしてほしい場所があります。
それが枕を置いているシーツのあたりです。
枕自体にダニが発生している場合、その周りのシーツにもダニが潜んでいるケースは多々あります。
夏に枕へ汗を大量にかいているときなど、汗がしみ込むのは枕だけではありません。
シーツの上部分にも、汗や皮脂はよくしみ込んでいます。
そのため、シーツの上半身付近もしっかり掃除機をかけることが大切です。
枕のダニを退治するおすすめの方法について
枕に発生したダニを退治する方法については、いくつかの手段があります。
ダニ退治に効果のあるものを、下記の項目で3つピックアップしてみました。
自分に合った方法をチェックして、枕のダニ撃退に活用してください。
掃除機で表面にあるダニの残骸を吸い取る
枕の表面には、内部に発生したダニの残骸が残っていることがあります。
ダニの残骸はハウスダストなので、吸い込むと体によくありません。
枕表面のダニの残骸は掃除機を使ってキレイに吸い取りましょう。
洗える枕は丸洗いのあと乾燥機にかける
そば殻やビーズ素材の枕はムリですが、中綿やパイプの枕は洗うことが可能な種類です。
内部に潜むダニを退治するためにも、枕は丸洗いでキレイにするのがおすすめ。
丸洗いすることで、ダニのエサとなる枕内部の皮脂や汚れも取り除けます。
枕を洗ったあとは乾燥機にかければ完璧。
ダニはもともと、高熱に弱い害虫です。
だからこそ、枕に乾燥機を使うことで内部のダニを徹底的に退治できます。
たまには日光と風に当てて内部に溜まった湿気を取り除く
枕のダニ対策ですが、布団を干すときに日光と風に当てることも大切です。
枕の内部に溜まった湿気を取り除くことで、ダニ予防の効果を高められます。
今までにあまり枕を日光に当てたことがないな~。
そんな人は、たまにでいいので枕を太陽光に当ててみてください。
布団のダニに刺されて悩んでいるときはどうする?
枕のダニもイヤだけど、布団にいるダニもなんとかしたい…。
寝具にいるダニは移動するので、こんなケースもよくあります。
枕のダニだけじゃなくて、布団のダニも一緒に退治するにはどうする?
そんなときには布団の丸洗いがおすすめです。
実は布団って丸洗いしないとなかのダニを全部撃退できないんです。
そんな布団の丸洗いについて、さらに詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
寝室にある枕は布団と同じくらいダニが繁殖しやすいです。
枕の素材のなかには、ダニが繁殖しやすい種類も多くあります。
そのため、新たに枕を買うときにはチェックが必要です。
使っている枕にダニが繁殖してしまうと、夜間寝ているときに頻繁に刺されるケースが後をたちません。
ダニに刺されやすい人や、皮膚の柔らかい子供がいる人は枕のダニにも注意してみてください。
ちょっと気を付けて掃除するだけでも、ダニ予防になりますよ。