ダニが活発になる季節は、梅雨のころから秋にかけてです。
気温が高くなりはじめると、ダニの活動がより活発になります。
高い温度は、ダニにとって動きやすい環境なのです。
さらに、ダニの動きが活発になる原因はもうひとつあります。
それは高い湿度です。
実はこの湿度、ダニの活発化を左右する条件だったのです。
本記事では、ダニと湿度の関係についてご紹介していきます。
ダニは湿度が高いと活発になってしまう
ダニにとって高い湿度は最高の環境です。
あなたは夏の暑い季節に、一度はダニに刺されたことはありませんか?
日本の夏は高温多湿で知られています。
温度が高く、湿度も高い日本の夏はダニの活発化にすごく適した環境なのです。
湿度が60%以上になるとダニは繁殖もしやすくなる
ダニは湿度が60%以上になると、繁殖もしやすくなります。
そのため、梅雨の季節はダニにとって繁殖シーズンであるともいえます。
ですが梅雨の季節とはいえ、できるだけダニの繁殖を抑えたいもの。
そこで以下の項目では、部屋の湿度を低くするにはどうすればいいかについてまとめてみました。
部屋の湿度を低くするにはどうすればいい?
ダニの繁殖を抑えるために、部屋の湿度は低めに保ちたいものです。
そこで以下に部屋の湿度を低くするポイントについてまとめてみました。
部屋の湿度を低くするポイント
- エアコンの除湿運転や除湿器を使う。
- 洗濯物をお風呂場などで干す。
- 天気のいい日に窓を開ける。
- 扇風機などを使う。
- 晴れの日に枕や布団を干す。
ダニの活発化を抑えたいときには、エアコンや除湿器をうまく活用するのがおすすめです。
除湿運転を行うことで、部屋の湿度を低めにすることはできます。
また、窓を開けて外に向かって扇風機を使うことで部屋の湿気を取ることも可能です。
晴れた日には枕や布団を干して、なかに溜まった湿気を取り除くことも大切です。
さらに洗濯物は、梅雨の時期部屋に干す人も多いのではないでしょうか?
部屋のなかで洗濯類を干すと、そこにあるものが湿気を含む可能性があります。
室内に洗濯物を干すのであれば、畳や布団のないお風呂場とかに干すことをおすすめします。
それが難しいときには、部屋に「水とりぞうさん」を使ってみると便利ですよ。
湿度が低いとダニはどうなる?
湿度が高くなると活発になるダニですが、反対に湿度が低くなるとどうなるのでしょうか?
湿度が低くなると、ダニは繁殖ができなくなります。
実はダニにとって、湿度が低下することは、温度が下がることよりも大変なことなのです。
その理由について、以下の項目で詳しくご紹介していきます。
湿度が50パーセント以下になるとダニは動きが鈍くなる
たとえ気温が低くても、ダニはある程度は平気でいられます。
しかし、湿度が50%以下になるとダニは動きが鈍くなります。
さらに、湿度が低くなった状態が長続きすると、ダニは干からびてしまうのです。
冬のあいだ湿度がかなり低下する季節は、ダニにとってはまさに大問題。
ダニに刺される季節って、どちらかといえば夏の高温多湿のころが多いと思いませんか?
その理由は、冬に湿度が低くなることが大きな原因なのです。
湿度が低い冬のあいだでも油断はできない?その理由について
湿度が低くなることで、ダニの動きが鈍くなる冬は比較的ダニに刺されにくい季節です。
しかし、冬だからといって安心できない理由があります。
あなたは冬に室内でエアコンやストーブを使っていませんか?
エアコンなどを使うことで、もちろん室内の気温は高まります。
さらに、問題なのが加湿器の存在です。
空気が乾燥した季節でも加湿器を使うことで、部屋の湿度は高くなります。
そのため、今の住宅事情は昔と比べると、冬でもダニが活発になる環境がそろっているのです。
冬にダニの活発化を防ぐためには、定期的なダニ退治が大切です。
こまめに室内の掃除などをして、ダニの温床になるほこりなどを取り除いてくださいね。
まとめ
ダニの活発化は湿度と深い関連性があります。
湿度が高いと活発になるため、高温多湿の季節にはいつも以上にダニに対する警戒が大切です。
湿度が低くなる季節でも、室内でのエアコンや加湿器の利用によって、ダニは冬でも十分に活発化します。
室内の湿度変化に気を付けて、自分の体調管理とダニ退治をうまく両立してください。