あなたはダニが何を食べているか知っていますか?
ダニは普段ほこりなど、室内に発生したハウスダストを主食にしています。
ですが、人間の食べる食料品もダニは好んで食べています。
そのなかでも「小麦粉」はダニにとって大好物です。
さらに厄介なのは、使いかけの小麦粉の袋のなかにダニが紛れ込んでしまうことです。
実は小麦粉にいるダニを気付かずに食べると、後で大変なことになります。
そこで本記事では、小麦粉にいるダニを食べてしまうと起こる体への害と、なかに発生させない方法についてご紹介していきます。
小麦粉にいるダニを気付かずに食べるとどうなる?小麦粉を好むダニの種類は?
小麦粉のなかに潜んでいるダニを間違って食べてしまうと、場合によってはアレルギー症状が引き起こされます。
え~!でもダニが小麦粉に入っていたらわかるでしょ?
そう感じる人もいるかもしれません。
ですが、ダニはかなり小さいサイズの虫です。
しかも、小麦粉を好んで食べるダニはかなり小さい部類で、以下の2種類となっています。
小麦粉を好むダニの種類とサイズ
- コナダニ 0.3~0.5mm
- チリダニ 0.2~0.5mm
どちらも小さいサイズなので、肉眼で見ることはまず不可能です。
そのため、小麦粉に紛れていても気が付かないケースがほとんどなのです。
アレルギー症状「パンケーキシンドローム」とは?
小麦粉やホットケーキミックスなどの粉類にダニが大量繁殖している場合、絶対に食べないほうがいいです。
しかし、なかには気が付かずに食べてしまい、「パンケーキシンドローム」を起こしてしまったケースもあります。
パンケーキシンドロームとは発疹やじんましん、さらに下痢や嘔吐など、他にもさまざまな症状を起こすアレルギー症状です。
パンケーキ症候群という、アレルギーが原因の病気があります。
これは、保管の仕方が良くないことなどが原因で、ダニが繁殖してしまった小麦粉やミックス粉などを食べてしまい、その結果アレルギー症状が引き起こされる病気のことです。
もともとぜんそくやダニアレルギーのある人は、特にひどくなる可能性があるので注意が必要です。
「小麦粉にダニがいても加熱したら大丈夫だよね?」
そんな風に思っている人って実は結構多くいます。
ですが、実際にはどうなのでしょうか?
ダニがいる小麦粉は加熱すればどうなるか、詳しくはこちらの記事が参考になります。
実は小麦粉だけじゃない?!ダニは他にどんな食品を好むの?
上の項目で「パンケーキシンドローム」のことについてご紹介しましたが、ダニは小麦粉だけが好きなわけではありません。
実は小麦粉やホットケーキミックス以外にも、ダニが好物の食品は多く存在しているのです。
ダニが好む食品類の一例
- 小麦粉
- ホットケーキミックス
- きな粉
- お好み焼き粉
- パン粉
- 粉ミルク
- こんぶ・しいたけなどの乾燥した海藻類
- みそ
- 煮干し
- かつおぶし
- 砂糖
こうしてみると、普段私たちがよく口にしている食品が多いですよね?
それだけに、食べ物にダニが発生する事態はなんとしても防ぎたいものです。
しかし、キッチンの引き出しなどに使いかけの食品をしまっていると、ダニをおびき寄せてしまうことも…。
食品に発生するダニを防ぐためには、意外で簡単なある方法がおすすめです。
その方法について、以下の項目でご紹介していきます。
これで完璧!食品にダニを絶対発生させない対策法について
ダニを食品に発生させないもっとも簡単な方法は「冷蔵庫に食品をしまう」ことです。
一見するとシンプルですが、実はこの方法すごく効果があります。
ダニは20度以下になると、動きが鈍くなり繁殖活動ができません。
そのため、冷蔵庫内でダニは活発に活動できないのです。
さらに、冷蔵庫はもともと密閉空間なので、ダニが安易に侵入することを未然に防ぐことができます。
実際、小麦粉の大手メーカーでも以下のとおり、適切な保存法として冷蔵庫をおすすめしています。
ミックス(お好み焼粉、天ぷら粉など)の適切な保存方法を教えてください。
●開封前
直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。
●開封後
吸湿、におい移り及び虫害による健康被害を防ぐため、開封口を閉じた上、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、お早めにお使いください。
ダニは肉眼で見えないほど小さい虫です。
使いかけの食品の袋をきつく縛っていても、数ミリのスキマがあればそこからダニは侵入します。
小麦粉以外の主な食品類も、開封後は冷蔵庫にしまうことがおすすめですよ。
でも、小麦だけを対策しても台所自体にダニが発生するのは防げないよね?
小麦粉以外の全ての食品にダニ対策をするのは大変だよな~
今回の方法は小麦粉用の対策なので、このように思う人もいるのではないでしょうか?
アレルギーのある人はもちろんのこと「そもそも、家にダニがいるのが嫌だ…!」と感じる人も多いと思います。
実はそんな人へおすすめな、赤ちゃんがいる家庭でも使える安心なダニ対策グッズがあることを知っていますか?
それがダニ研究の権威である「日革研究所」が開発している「ダニ捕りロボ」です。
ビール酵母などの自然素材から作られているので、小さな子供がいる家庭でも使えて便利なのがメリットとなっています。
ダニ捕りロボを通常よりお得に購入する方法については、こちらの記事を参考にどうぞ。
まとめ
小麦粉やホットケーキミックスをはじめとする食品類は、ダニにとっても好物です。
私たちの食生活に欠かせない食品類だけに、ダニが繁殖してしまうと困りますよね?
食品に紛れ込んだダニを食べてしまうと、アレルギーを起こすため注意することが大切です。
ダニから食品を守る保管の方法ですが、袋など開封後は冷蔵庫にしまうだけでかまいません。
ダニの被害を簡単に防げるので、ぜひ試してくださいね。