家のなかのいたるところに発生するダニは、人間の生活をおびやかす悩みの種ですよね?
そんなダニですが、実は家のなかでも特にたくさん発生しやすい場所というものがあります。
ダニをうまく撃退するためには、自宅内で大量に発生してしまうスポットを知ることが大切です。
そこで本記事では、家のなかのどこでダニがたくさん発生しやすいのかについて、ご紹介していきます。
家のなかでも特にダニが発生しやすい「寝室」
私たちが普段暮らす家のなかでも、特にダニが多く発生しやすい場所なのが「寝室」です。
睡眠をとるために大切な寝室ですが、実はダニが発生しやすい環境がととのっている部屋でもあります。
ダニはもともと部屋のほこりやちり、人から出るフケ、さらに適度な湿気を好むいきものです。
私たちが普段使っている寝室は、これらダニにとって最適なエサや環境が全てそろっている場所なんです。
そんな寝室のなかでも、特にダニが大量に発生しやすい場所について、以下の項目でピックアップしてみました。
枕のなか
私たち人間が寝ている長いあいだ、頭から出た汗を吸い込んでいるのが「枕」です。
汗によって適度に湿った枕は、ダニを発生させる原因のほとつとなります。
しかも、枕は頭や顔などに近いため、寝ているあいだにこれらの部位が刺される可能性も高くなってしまいます。
そんな枕ですが、実は素材によってダニが発生しやすいことがあるのをご存知ですか?
私も以前ある素材の枕を使っているときに、ダニが大量に繁殖したことがあります。
ダニが発生しやすい枕の素材と、枕のダニ対策について詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
布団のなか
毎日の睡眠で使う「布団」も、ダニがよく発生するスポットです。
だいたい人間は寝ているあいだに、コップ一杯分の汗をかくといわれています。
普段はあまり意識していませんが、コップ一杯の汗というと結構な量ですよね?
それら夜間にかいた汗ですが、ほとんどは布団が吸い込んでしまいます。
ダニは人間が寝ているあいだにかいた汗も、エサとして繁殖します。
汗を多く含んだ布団は、特にダニが大量に発生しやすい場所のひとつなのです。
さらに、布団は日中たたんでしまったりする人も多いため、溜まった湿気をうまく取り除きにくいもの。
このため布団はダニの温床にもなりやすく、特に発生に気を付けたい場所でもあります。
そんな布団に発生したダニを完全に駆除する方法については、こちらの記事が参考になります。
マットレスのなか
布団と同様にダニが発生しやすい場所として注意したいのが、「マットレス」のなかです。
普段は、マットレスの上にシーツなどを敷いて使っている人も多いと思います。
しかし、ダニ対策として意外に盲点なのがマットレスなのです。
なぜかというと、シーツは頻繁に洗濯している人でも、マットレスまで洗う人は圧倒的に少ないからです。
ダニは目で見えないほど小さいため、マットレスのなかでもすんなりと侵入します。
汗がたくさんしみ込んでいても、ほとんど洗うことがないのがマットレス。
だからこそ、ダニにとってマットレスは過ごしやすく発生しやすいポイントなのです。
そんなマットレスのダニ対策について、詳しくはこちらの記事が参考になります。
ぬいぐるみのなか
ベッドの近くなどに「ぬいぐるみ」を置いてある場合、ダニの発生源になってしまうことも少なくありません。
かわいいぬいぐるみは、抱きしめたりすると癒されているので布団のそばに置いている人もいると思います。
でも、これらが原因となって、ぬいぐるみにダニが大量に発生するケースが後をたたないのです。
しかも、ぬいぐるみは「型がくずれそうだから…」とか「乾きにくいから…」という理由で、あまり洗濯しない人も多くいます。
結果として、ますますぬいぐるみのなかにダニが繁殖してしまうのです。
そんなぬいぐるみのダニ対策方法について、詳しくはこちらの記事が参考となります。
意外とダニが潜んでいる「和室」
フローリングの床などと違い、一見「和室」は風通しがよさそうなイメージがありませんか?
障子やふすま、さらに畳などを設置している和室は、他の部屋に比べるとダニがいないように思えますよね。
ですが実際にはダニは、和室のある場所に大量に存在しています。
それが和室の床にしいてある「畳」のなかと「押入れ」のなかです。
どうして畳と押入れにダニが発生しやすいのか、以下の項目でご紹介していきます。
畳のなか
ダニは和室の床に敷いてある「畳」のなかに大量に発生しやすいです。
乾燥した「い草」を原料に作られている畳なのに、どうしてダニが発生するの?
そう思ってしまいますよね?
実は自然のい草を使って作られた畳には、すり減りやすく湿気を含みやすいという特徴があります。
そのため、湿度の高い梅雨の季節や摩耗した畳だと、ダニをたくさん発生させやすくなってしまうのです。
畳のダニ対策方法については、こちらの記事が参考になります。
押入れのなか
布団などをしまっていることの多い「押入れ」のなかも、ダニが繁殖しやすいスポットです。
普段は戸を閉めているため、どうしてもなかに湿気が溜まりやすいのが押入れのデメリット。
そんな押入れに布団を入れてしまうと、布団の湿気がこもりダニが発生してしまいます。
湿気が蓄積することは、ダニの発生に適した要素だからです。
押入れのダニ対策方法については、こちらの記事が参考になります。
ダニにとっての好物が集まっている「台所」
料理を作る「台所」には、家のなかでたくさんの食品類を扱う場所です。
実はこの台所、ダニにとっての好物が集まっている場所でもあります。
普段口にするものをよく扱う場所だけに、キッチンにいるダニって特にイヤなものですよね…。
そこで以下の項目では、台所のどこにダニがよくいるのかについて、ご紹介していきます。
食器棚などの引き出しのなか
お皿やコップなど、「食器棚」には食事のときに使うものがたくさんしまわれています。
しかし、そんな食器棚にもダニがいるとしたらゾッとしませんか?
食器に少し残っている水分や、棚の隅に溜まっているほこりなど、実は意外とダニが発生する理由が食器棚にはあるのです。
食器棚にいるダニを撃退する方法については、こちらの記事が参考になりますよ。
しまってある食料品のなか
台所にしまってある「食品類」のなかにも、ダニが大量に発生しやすいです。
あなたは料理で使ったあとの調味料や、食べ残した食品をどんなふうに保管していますか?
実は人間の食べ物は、ダニにとって好物のものが多いのです。
そのため、これら食品類の保管方法に気を付けておかないと、ダニが食品に発生する原因となります。
実際に口にするものだけに、食品類のダニ予防は徹底的に行いたいものです。
家族が集まる場所はダニが発生しやすい場所でもある「リビング」
通常であれば、リラックスしたりくつろげる場所であるはずの「リビング」にもダニはたくさん発生しやすいです。
好きなテレビやソファでゆったりしているときに、ダニに刺されたりするとイヤですよね?
以下の項目では、リビングのどこにダニが発生するのかについて、ご紹介していきます。
ソファのなか
フカフカした「ソファ」は、座ると気持ちがいいですし、体を休めるのに最適なアイテムですよね?
ですが、そんなソファも気をつけないと、ダニが大量に発生してしまいます。
長い間座ることで湿気も吸収するうえに、隅にほこりやちりもソファに溜まります。
ソファでゆっくりくつろぐのであれば、しっかりしたダニ対策を事前にとっておきたいですね。
そんなソファのダニ退治方法については、こちらの記事が参考になります。
カーペットのなか
リビングの床にしくことが多い「カーペット」の内部や下側にも、ダニが発生しやすいです。
長時間ずっと床にしいておくことで、カーペットは空気中にある湿気も吸い込んでいます。
さらに、カーペットのうえに座ったり寝転んだりすることで、体からでる汗を吸っていることもあるのです。
しきっぱなしにしているカーペットが自宅にある人は、ダニの発生について気を付けてみてくださいね。
こたつのなか
冬に使うと快適な「こたつ」ですが、実はダニの温床になりやすい場所でもあります。
たとえ寒い時期でも、こたつの内部は高温多湿を保っています。
ダニはもともと、高温多湿の環境が大好きな害虫です。
そのため、湿気が多く温度も高いこたつは、冬でもダニが発生しやすいので注意してください。
こたつ本体以外にも、こたつ布団や下に敷いているカーペットなども、ダニが繁殖しやすい傾向にあります。
そんなこたつに発生するダニの退治方法について、詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
各部屋にある「エアコン」の内部にもダニは発生する
各部屋に設置している「エアコン」の内部にも、ダニが発生することがあります。
夏は冷房、冬は暖房として、エアコンを季節ごとに活用している人も多いのではないでしょうか?
実はそんなエアコンの内部に溜まったほこりや湿気などから、ダニが大量に発生してしまうのです。
エアコン内部にいるダニは特に厄介で、きちんと退治しておかないと健康にもよくありません。
部屋に設置してあるエアコンは、家のなかでも徹底的にダニを退治しておきたい場所のひとつなのです。
そんなエアコンへのダニ対策法について、詳しくはこちらの記事が参考になります。
部屋においてある「タンス」など家具のなかでもダニは発生しやすい
部屋に置いてある「タンス」のなかにも、ダニが発生しやすい理由があります。
タンスのなかには、普段着ている衣服などをたくさんしまっていませんか?
いつも閉めている場所だからほこりなども入らないし、たぶんダニはいないだろう
ついついそう思ってしまいますよね。
ですが、頻繁に開けないからこそ湿気も溜まりがちですし、風通しがよくないタンスって実はダニが多い場所なのです。
そんなタンスをはじめとする家具のダニ対策について、詳しくはこちらの記事が参考になります。
まとめ
家のなかにはリビングやキッチンなど、いろんな役目のある部屋があります。
各部屋にはそれぞれ違った特徴がありますが、それぞれダニが発生しやすい理由も存在しています。
人間が生活するうえで、多少のダニが発生することを防ぐことはなかなか難しいもの。
しかし、大量にダニが発生することは防ぎたいものですよね?
そんなとき、どこにダニが発生しやすいのかを知っておくことはすごく大切です。
ダニの発生源を理解することで、ダニが大量発生を減らすことは十分にできるからです。
家のどこへダニが発生するかを知って、大量に発生するのを防ぐのに役立ててくださいね。