布団に発生するダニは、夜間に人を噛むので厄介です。
朝起きたらダニに刺されていて、かゆくてつらい…
そんな経験をした人も多いのではないでしょうか?
布団のダニですが、大量に繁殖するのを防ぐコツはいくつもあります。
数あるコツのなかでも、1番大切なことは布団の丸洗いです。
本記事では、布団にいるダニの大量繁殖を防ぐ方法として、どうして丸洗いが重要なのかご紹介していきます。
布団を丸洗いするとダニのエサを取り除ける
布団を丸洗いする大きなメリットは、ダニのエサとなる物質をキレイに取り除けることです。
ダニは大量繁殖するメカニズムですが、布団のなかでたくさんのエサを食べることが大きな原因となります。
布団はもともと、ダニが好む多湿と高温が重なる環境です。
そこへダニのエサが豊富に加わってしまうと、ダニにとっては繁殖に最高の場所となってしまいます。
ほこりや髪の毛はダニにとって最高のエサ
私たちが使っている布団のなかには、多くのほこりやちりなどが含まれています。
寝ているあいだに抜けた髪の毛など、ダニのエサとなるものが布団内部にはたくさんあるのです。
これらを掃除していないと、布団はダニにとってエサが豊富にある場所になってしまいます。
そこでおすすめしたいのが布団の丸洗いです。
布団を水で丸洗いすることで、ダニのエサとなる物質をキレイに取り除くことができます。
布団につく汚れは水溶性のものばかり
布団につく汚れのほとんどは、水溶性のものばかりです。
水溶性の汚れはダニのエサとなる成分も含んでいます。
そんな水溶性の汚れはドライクリーニングなどでは、あまり落とすことができません。
だからこそ、布団は丸ごと水洗いをして汚れを落とす必要があります。
すでに布団に発生したダニを除去するには丸洗いだけでは不十分?
布団を丸洗いすることは、内部のダニの大量繁殖を防ぐのに最適です。
すでに布団にいるダニも丸洗いしたら退治できるの?
そんな疑問を持つと思います。
実はすでに布団に発生したダニは、丸洗いだけでは除去できません。
あくまで、丸洗いはダニのエサとなる成分をキレイに取り除いているだけだからです。
布団のなかに発生したダニを除去するには、丸洗いと高熱乾燥の両方が必要になります。
布団を丸洗いしたあとに日光に当てて干したのではいけないの?
家で布団を丸洗いして、日光に当てればダニは退治できるんじゃないの?
そう思うかもしれません。
しかし、実はこれでは不十分なんです。
なぜならば、ダニはある程度の温度であれば耐えられるからです。
ダニは50度の熱で20分以上乾燥させないと、完全に退治することができません。
近年、温暖化の影響で気温は高めの傾向にあります。
ですが、それでも布団を干しただけでは、ダニを撃退できる温度にはなりません。
布団を干して内部を50度の温度にすることはまずムリです。
そこでおすすめしたいのが、布団の高熱乾燥になります。
布団を高熱で乾燥させることで、内部にいるダニは完全に退治できるからです。
発生したダニの除去には高熱乾燥の合わせ技を使おう
布団にいるダニを除去したい場合、水洗いと高熱乾燥の両方を合わせることが大切となります。
ダニは熱に弱い虫です。
そのため、退治するには水洗いだけではいけません。
丸ごと布団を水洗いしたあとで、高熱乾燥する必要があります。
布団の水洗いと高熱乾燥を1度にできる方法がある?
水洗いと高熱乾燥の両方、ある方法を使えば1度に完了できるのを知っていますか?
それは業務用の洗濯機を利用することです。
業務用の洗濯機は家庭用に比べて、パワーが桁ちがいにあります。
布団をすみずみまでキレイにできるうえに、乾燥までも全部1度で完了できます。
でも、業務用の洗濯機なんてそう簡単に使えないよ…。
そう感じるかもしれません。
ですが、実は意外と簡単に利用できる方法があります。
それは「コインランドリー」か「布団の宅配クリーニング」を利用することです。
どちらを選んでも、業務用の洗濯機を使って布団を洗えますよ。
コインランドリ―を使うメリットについて、詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ。
自分で布団を丸洗いするのって面倒だから宅配クリーニングがいいな、でもどこのお店がいいんだ…?
そんな人は、人気宅配クリーニング店舗をピックアップしたこちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめ
布団を丸ごと水洗いすることは、ダニの大量繁殖を防ぐために大切なことです。
日ごろから夜間ダニに刺されて悩んでいる人は特に、布団の丸洗いをおすすめします。
ただし、ダニ自体を除去するときには、布団を丸洗いするだけではいけません。
布団に発生しているダニを退治するときには、丸洗いと高熱乾燥の両方をしましょう。
ダニを完全に退治できるので、快適に睡眠をとることができますよ。